日本三大温泉
日本三大温泉と呼ばれる物には様々ありますが、このサイトでは源泉数の三大温泉をご紹介いたします。
大分県 別府温泉
別府(べっぷ)温泉は、JR別府駅周辺の別府を代表する温泉街です。
駅から近く交通の便がよいため観光客も非常に多い。湯質は単純泉、食塩泉、重曹泉、重炭酸土類泉など多数の温泉が湧き、各泉質に応じて効能がある。
別府温泉の温泉街は別府八湯の中では最も歓楽的な要素が強く、夜になれば飲食店や別府タワーなど繁華街のネオンが煌いているのでカップル夫婦などゆったりしたい人よりもグループでワイワイするには最適と言える。
古くは元寇の役の戦傷者が保養に来たという楠温泉など、古くから流川の川沿いにいくつもの温泉が湧き出し、江戸時代後期の温泉番付にも登場する。
地元民を対象とした町内会経営の共同温泉も多く、観光客も利用できる。昔の別府の玄関口旧別府港(楠港)の開港とともに発展した温泉街で、旧港の近くには入母屋破風の外観を持つ別府市営温泉「竹瓦温泉」があり、温泉のほかに砂湯(温泉で温められた砂を体にかけてもらう)が楽しめる事でも有名である。
鎮守神である温泉神社は現在は八幡朝見神社に合祀されており、楠港の開港時にまつられた波止場神社は竹瓦温泉の北にある。
竹瓦温泉と竹瓦小路木造アーケードは、「別府温泉関連遺産」として、2009年(平成21年)2月6日に近代化産業遺産に認定されています。
大分県 湯布院温泉
由布院駅から温泉街の方向に延びる通称「由布見通り」や、そこから金鱗湖(きんりんこ)に続く「湯の坪街道」(ゆのつぼかいどう)には、しゃれた雑貨屋やレストランが並び、周辺には各種の美術館が点在する温泉街です。
ただ、先述の別府温泉に比べると都心からの交通の便はあまり良くなく、歓楽街等はないので、カップル等のんびりしたい方に向いています。
この付近は近年商店の出店が激しく、2006年1月現在のこの近辺の地価は、人口10万人以上の大分市・別府市に次いで、大分県内で3番目となっている。このことからも温泉街のにぎわいの様子が見て取れる。
各宿泊施設はにぎやかな町並みから外れた周辺の川端や林の間、丘の上などに点在している。湯量が豊富で広い範囲で湯が湧くため、旅館が一箇所に集積する必要が少なかったことから、一軒の敷地も比較的広く、町の造りはゆったりとしている。しかも開発規制により高層の巨大旅館・ホテルもなく、田園的な名残を残している。
なお、ネオンサインの煌く歓楽街は無い。また、このようなまちづくりに深く関わってきた由布院玉の湯、亀の井別荘をはじめとして高級旅館が多い。
このような特徴から、由布院温泉は、数多くの調査で九州の温泉の第1位に選ばれている 。
静岡県 伊東温泉
駅前から海側に温泉街が広がる。旅館、大型ホテルなどが広範囲に数多く存在するのが特徴。遊技場なども数少ないながら現存している。
飲み屋も多く、昔の歓楽街的温泉の要素も数多く現存する。
温泉街には10軒の共同浴場が存在し、そのうちの8つには七福神の像が飾ってある(布袋のみ2軒存在)。
これは、伊東の中心部に七福神にまつわる寺社があることから、それに因んでいるとされる。共同浴場巡りのスタンプラリーも行われている。
近江俊郎が昭和23年にリリースした曲「湯の町エレジー」の舞台にもなっている。
豊富な源泉量から分かる通り温泉街の至る所から源泉が沸き出している。